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結核は、結核患者の出す咳やくしゃみの飛沫(ひまつ)により、結核菌が肺に入ることによって感染(空気感染)する病気で、一度発病すると再発する可能性が高いうえに集団感染も引き起こす恐ろしい病気です。日本では、高度成長期まで不治の病と言われ、多くの尊い命が奪われました。現代では医療の技術が発達し不治の病ではなくなりましたが、学校・事業場・医療機関・福祉施設などで集団感染が増加し、現在でも日本で最大の感染症となっています。また世界では毎年800万人以上が発病し、200万人が結核により亡くなっています。
結核に感染しても必ず発病するわけではなく、発病するのは10人に1人程度です。結核菌が体内に入っても、通常は身体の免疫機能が働いて結核菌の増殖を抑えます。しかし、結核菌は強い菌なので免疫力だけでは菌を完全に殺すことはできません。そのため、高齢や糖尿病などで免疫力が弱まると、再び菌が増殖を始めて発病するというケースが増えています。
世界では、総人口の約3分の1にあたる約20億人が結核に感染しています。そのほとんどは発展途上国の人々です。また、HIV感染者の3分の1が結核を発病しており、HIV感染者の増加が結核の蔓延につながっています。日本では、発見や治療が難しい社会経済的弱者(大都市の住所不定者や不法滞在者)の間に結核が広がっています。
結核による新たな感染者・死者
世 界 新たに800万人以上が感染し200万人が死亡(平成15年)
日 本 新たに31,638人が感染し2,336人が死亡(平成15年)
宮崎県 新たに221人が感染し14人が死亡(平成15年)
高度成長期の日本では結核は不治の病といわれ、若い人を含め多くの国民の命を奪いました。現代では、医療の技術の進歩により結核が不治の病ではなくなり、結核に対する危機感が衰退しています。しかし、日本では現在もなお結核による集団感染がおき、薬の効きにくい耐性の強い結核菌の登場やHIV感染者の増加による結核感染者の増加など不安な要素がたくさんあります。結核は過去の病気でなく恐ろしい感染症であることを再認識し、撲滅に向けて一丸となって協力していくことが大切です。



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