地域の皆様の健康診断

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がん検診

胃がん検診

近年、やや減少傾向にある胃がんですが、以前としてわが国のがんの罹患率、死亡者数では上位を占めています。また、女性より男性に多くみられるのも胃がんの特徴です。
食塩のとりすぎや、不規則な生活習慣、ストレスなどが原因として考えられていますが検診を受けて早期に発見し、治療すれば90%以上が治ると言われています。
当協会では、施設内及び検診車にて市町村や事業場を巡回して検診を行っています。

検診内容

バリウム服用後、胃部の間接X線撮影又はデジタル撮影を行い、X線写真及びデジタル影像を十分な経験を有する二名以上の医師が読影判定し、異常所見のある方には、専門の医療機関にて精密検査を受けるよう連絡します。

異常陰影の場合に疑われる病気

胃・十二指腸の炎症、潰瘍、ポリープ、がんなど

胃がん予防のポイント

日本人の胃がんにかかる率が高い原因として、塩分のとりすぎが指摘されています。その他、お酒の飲み過ぎ、たばこ、ストレスなどが考えられます。  日常生活での予防策として「お酒の量を減らす」「禁煙」「バランスの良い食生活」「刺激の強いもの、熱いもの、塩辛いものを控える」「スポーツなどで気分転換し休養をとる」などがあげられます。

子宮がん検診(頚部、体部)

子宮がんには、子宮の入り口の頚部にできる「子宮頚部がん」と子宮の奥の体部にできる「子宮体部がん」の2つがあります。子宮頚部がんは、初期にはほとんど症状がないため、定期的な検診による早期発見が大切です。  子宮体部がんは、不妊、月経不順、妊娠経験のない人、閉経後の人や、糖尿病や高血圧、肥満傾向の人に多く見られ、徐々に増加しています。

検診内容

子宮頚部がん検診は、子宮頚部の細胞を直接採取し、顕微鏡で専門の細胞検査士が観察します。
また、必要に応じて骨盤内の臓器(子宮、卵巣、膣など)を視・触診(内診)します。
子宮体部がん検診は、問診で体がん検診が必要な方を選定し、その中で医師が体がん検診を必要と判断した方を専門の医療機関へ検査の依頼をします。

異常の場合に疑われる病気

子宮頚部がん・子宮体部がん・異型成など。  
また、がんの細胞検査には関係なく、その他の婦人科疾患として頚管炎・びらん・膣炎なども分かります。

大腸がん検診(免疫学的便潜血反応検査)

大腸がんは、食生活が大きく関係し、わが国においても食生活の欧米化に伴い急激に増え、将来がん患者数の1位を占めるものと推計されています。大腸の壁の内側から粘膜、粘膜下層にがんがとどまっているものを早期がんといい、この時期は、ほとんど自覚症状はありません。しかし、がんやポリープは消化管内で出血することが多く、免疫学的便潜血反応検査(二日法)で早期がんを発見することが可能になります。

検診内容

指定の採便容器に2日間自宅で便をとり出していただき、便の中の微量の血液を化学的に検出します。下部消化管のどこかに出血があれば陽性(+)になります。

陽性の場合に疑われる病気

大腸がん・大腸ポリープ・潰瘍性大腸炎・痔など

前立腺がん検診(PSA)

生活の欧米化、社会の高齢化などに伴って急増している前立腺がんは、21世紀の男性の国民的がんとなることが予想されます。前立腺がんは50歳代から急速に増え始めるがんで、初期の場合ほとんど無症状のため、定期検診で早期に発見することが大切です。

検診内容

問診のあとに採血し、血液中の前立腺腫瘍マーカー(PSA)を測定します。PSAとは、前立腺がんや前立腺肥大症の時に血液中に増加する前立腺特有の物質です。検査結果が基準値以上の方には、専門の医療機関で精密検査を受けられるよう連絡します。

異常の場合に疑われる病気

前立腺がん・前立腺肥大症・前立腺炎など

肺がん検診

肺がんは、我が国のがんによる死亡の1位を占め、今後も増加傾向にあるものと予測されています。肺がんの早期発見を図るため、市町村や事業場からの委託を受けて、協会施設及び検診車にて肺がん検診を行っています。

検診対象

40歳以上の方が対象になります。

検診項目

  1. 問診
  2. 胸部X線写真の読影(十分な経験を有する2名以上の医師による)
  3. 喀痰細胞診(問診の結果医師が判断する者で、喫煙指数が600以上、6ヶ月以内に血痰のいずれかに該当する者)

肺がん予防のポイント

  • 喫煙対策
  • 年に一度は胸部X線検査を受ける

肺がんの原因として最も影響が大きいと考えられているのが喫煙です。
早くから男性の喫煙率低下に成功した英国では、すでに男性すべての年齢層で肺がん死亡率が低下しているという事例もあります。
その他喫煙以外には、アスベスト、クロム、ヒ素等の空気汚染、その他の呼吸器疾患の既往などが関連すると考えられています。
また、年に1度結核検診や肺がん検診を受診されると、早期発見例が多くなり手術により5年生存率が2~3倍向上するとの報告もあり、早期診断・早期治療は肺がんにも有効になりつつあります。

乳がん検診

平成17年度より乳がん検診が変わりました

  改正前 改正後
検診対象年齢 40歳以上 40歳以上
検診項目 問診
視触診
問診
視触診
マンモグラフィ
検診間隔 1年に1回 2年に1回

マンモグラフィ検査

○40歳以上50歳未満の方(40歳代に罹患率のピークがあるため)・・・2方向撮影(上下方向・斜め方向)
○50歳以上の方・・・1方向撮影(斜め方向)。

※視触診:医師が、乳房や脇の下を視るまたは、触ることでしこりなどをみつける検査
※マンモグラフィ:乳房専用X線装置

40歳代の乳がんが増加しています!

食生活やライフスタイルの変化から年々乳がん罹患率及び死亡率は増加しています。
1996年以降、日本女性の悪性腫瘍罹患率で第一位となっています。

このような方は要注意です!

  • 家族(祖母・母・姉妹)が乳がんにかかったことがある
  • 初産年齢が30歳以上または出産歴がない
  • 初潮が11歳以下、閉経が55歳以上
  • 閉経後の肥満
  • 10年以上のホルモン補充療法を受けている

乳がんのできやすいところ

乳房の外側上方だけで50%以上の割合を占めます。

マンモグラフィの撮影方法

<マンモグラフィによる検査の手順>
乳房を片方ずつ、フィルムを入れた台と透明なプラスチックの板ではさみ、圧迫して行います。(圧迫時間:数十秒)

斜めから
1.装置に対して平行に立つ。乳房をひき出しあげ、板面につける。 2.圧迫板ではさむ
上下から
1.板面に胸骨部を密着させる。乳房をひき出す。 2.圧迫板ではさむ

圧迫板ではさんだ場合、多少痛みを伴うことがあります。
圧迫の理由としては、

  1. 乳房内部の様子を鮮明に写しだす事ができる
  2. 乳房を薄くのばすことで、放射線被ばくを少なくすることができる

などがあります。
生理前の一週間は痛みを生じやすいのでこの時期はさけるとよいでしょう。

検査時間 更衣も含め、1方向(計2枚)7分程度・2方向(計4枚)10分程度です。
放射線被ばく X線を使いますがその量はごくわずかで体への影響はほとんどありません。

マンモグラフィにより、発見される乳がんの70%以上が早期がんであり、早期であれば約90%の方が治ります。
このように乳がんとは決して恐い病気ではありません。
早期発見・早期治療のためにも、自己検診やマンモグラフィによる乳がん検診を定期的に受けましょう。